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愛宕神社の上り口に茶屋が何軒かあるが、そこの広場から愛宕神社に登る石段とは反対側に低い小山があり「愛宕山ケーブルカー跡地」の開設板が出ている。ここを登ると殆ど藪になった広場があり頂上には須賀神社の石祠があった。(平成12年7月現在)が今回の調査(平成19年6月)では見かけなかった。
愛宕山ケーブルカー跡地
この愛宕神社の境内地である丘の上より明治通り愛宕下までを日本で二番目、九州初となるロープウェイ(当時はケーブルカーと呼ばれていた)が愛宕神社参拝用として結ばれておりました。昭和3年春、現在の大宰府市に住んでいた豪農西山三郎氏を始め有志数名が発起し「愛宕索道」を創業。8人乗りの箱型の2台のロープウェイによる2分間の空中遊覧は窓からの佳景や物珍しさから参拝者、観光客、修学旅行の学生等が訪れ大変賑わっておりました。
その後、経営は西山三郎氏の長女・結城夫妻に引き継がれ更なる賑わいと共に年を経ました。
しかし時代が変遷し戦時中、男性従業員が徴兵され、更にロープ・ワイヤー・車体まで供出せざるを得ない状況を向かえ、昭和18年、開業15年をもって多くの惜しむ声の中、ロープウェイはその姿を消す事になったのです。
以後、年を経るに従い次第に人々の記憶からその姿は失われ、その存在した事実を知る人も数少なくなってしまいました。よってここにロープウェイ開業70周年を記念し後世に語り継がれることを願い運行の証となる案内板を設置申し上げます。
平成10年12月吉日
日本三大愛宕・福岡観光名所 .
愛宕神社 宮司 千代秀一 .
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