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長野県

下諏訪町

諏訪郡 信濃国
諏訪大社下社秋宮 信濃国一宮
式内社
名神大社
官幣大社
別表神社
ぜんぶで4つある「諏訪大社」の四分の一部分。

下諏訪

御柱祭や御神渡りで有名な諏訪大社は、その名の通り諏訪湖の畔にある。

所在

長野県諏訪郡下諏訪町5828

創建

祭神

建御名方神(たけみなかたのかみ)
八坂刀売命(やさかとめのかみ)
建御名方神と八坂刀売命は夫婦である。『日本書紀』には登場しないが、建御名方神は『古事記』のなかで、大国主命の子とされている。出雲国から出た大国主が「国」を平定したのだが、ヤマトの神がタケミカヅチを使者として送ってきて、その国を譲れと言ってきた。大国主は隠居するつもりだったので、二人の息子に後事を任せた。そのうちの一人、事代主は国譲りを承知したが、建御名方神は不承知だった。するとタケミカヅチは建御名方神を殺そうとした。建御名方神は逃げ、遠くはなれた信濃国諏訪までやってきた。そこでタケミカヅチが追いついたのだが、建御名方神は、二度と諏訪を出ないので殺すのはやめてくれと頼み、それによって建御名方神は諏訪の神となった。
日本に無数にある神社のなかでも、出雲大社や伊勢神宮など、超絶有名大社というようなものはある程度限られる。諏訪大社もその一つだ。特に関東地方の住人にとっては、武田信玄のお話でもちょくちょく登場するし、伊勢、熱田、厳島など西日本に有名神社が集中していることもあって、東京から電車一本で行ける大社ということで貴重な存在だ。

が、実際に行こうと思ってみると、ちょっとマゴマゴすることになる。諏訪大社は上社・下社に分かれていて、さらにそれらが本宮・前宮、秋宮・春宮に分かれているのだ。一体どこに行けば諏訪大社に行ったことになるのか、それはおそらく「全部」ということになるのだろう。
下諏訪は、江戸と京都を結ぶ東山道(中山道)と、江戸から甲斐をのぼってくる甲州街道の分岐点にあたる交通の要衝である。しかもそこに温泉が湧くとあって、下諏訪宿は非常に栄えた宿場町だった。
下諏訪には温泉が湧いており、温泉のある宿場町として栄えた。

下諏訪の住宅地を歩くと、各家の軒先に湯が湧き出している。
こんな感じで、家々の前に湯が。

これは足湯入り放題ではないか。うらやましい。(私の経験から言うと、これは実際には温泉の権利金とか、毎月の使用料とかの費用負担をして引き込んでいるのであって、無料で入り放題、というわけではないはず。有料で入り放題なのだ。)
それにしても、なんだかこの温泉まわりのしつらえというか、全体的にかっこいいと思うのだ。


というわけで初夏、下社を参詣。
秋宮というからには秋に行かなければいけないのかなとか、
よくわからないが行ってみることにした。
写真ではわかりにくいけど、小雨が降っている。



さすが温泉地、手水舎は温泉だ。
真冬に地獄のように冷たい手水で死んでしまうのではないかと思う北海道の神社に比べると
とてもありがたいサービスだ。



で、参詣したのだが・・・


絶賛工事中。
鶴岡八幡宮や姫路城でもこれだったなあ。

まあ、またもう一回来るというモチベーションになるからヨシとしよう。

こちらは神楽殿。国の重要文化財だ。

神楽殿ですらこのレベルの立派な建物なので、
そこらへんに「大社」の凄みを感じる。

諏訪大社名物、御柱も飾ってあった。

「飾って」っていう表現はちょっとアレだけど。

御朱印。



【長野県神社庁データ】
名称 諏訪大社 下社秋宮 No

 

所在 長野県諏訪郡下諏訪町5828 TEL
FAX
例祭日 御柱大祭(寅年・申年)、8月1日(下社例大祭)、8月27日(上下社・御前山社祭)
社格
祭神 建御名方神
八坂刀売命
交通 JR中央本線「下諏訪」駅から徒歩約10分
社殿
境内     
氏子世帯 崇敬者数 
摂末社
備考 

西暦 元号 和暦 事項 備考
             
     

【参考資料】
『県史20 長野県の歴史』(山川出版社、1997、2010)
『長野県 地学のガイド』(コロナ社、1979、2001)
『長野県百科事典』(信濃毎日新聞社、1974、1981)
『長野県の歴史散歩』(山川出版社、2006、2011)
『長野の大地見どころ100選』(ほおずき書籍、2004)
『長野県の山』(山と渓谷社、2010、2015)
『長野県地名辞典』(角川書店、1990)
『見る知る信州の自然大百科』(郷土出版社、1997)
『信濃の橋百選』(信濃毎日新聞社、2011)

【リンク】
*公式サイト(信濃國一之宮 諏訪大社)
*玄松子の記憶(諏訪大社 下社 秋宮)

参拝日:2010年07月14日
追加日:2017年03月05日

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