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長野県

塩尻市

旧・楢川村 木曽郡 信濃国
鎮神社 -
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木曽路の宿場町、奈良井に祀られる神社。

奈良井宿

東山道(中山道)のうち、木曽路と呼ばれる山間部の奈良井宿。
明治時代になって国道が整備されることになったときに、国道はこの宿場町を通らないことになった。結果として昔ながらの町並みがそのまま今も残っている。

所在

長野県塩尻市奈良井69
長野県木曽郡楢川村奈良井

創建

祭神

経津主命(ふつぬしのかみ)
経津主命は利根川の畔にある香取神宮の祭神である。利根川を挟んで反対側には鹿島神宮があり、武甕槌命(たけみかづち)が祀られている。神代の時代、イザナギとイザナミの間に子が生まれたが、その子は炎の神カグツチだった。そのために出産のときに火傷を負ってイザナミは死に、怒ったイザナギはカグツチを十拳剣で殺す。そのときにカグツチの死体からいくつもの神々が生まれた。経津主命と武甕槌命もその中の神である。


残念ながら奈良井宿を訪れた日は雨だった。
しかも平日なので観光客もほとんどいない。

その奈良井宿の宿場町を一番端まで行ったところに鎮神社がある。


鎮神社
Sizuumejinja Shrine
 奈良井・川入の氏神で、祭神は経津主神。
 寿永から文治(一二世紀後期)のころ中原兼遠が鳥居峠に建立、天正年間(一五七三〜九二)にいたり、奈良井氏が現在地に移したとつたえる。
 また、元和四年(一六一八)に、疫病流行を鎮めるため、上総国香取神社を勧請したことから鎮神社と呼ばれるという。
 本殿は、寛文四年(一六六四)の建築で、村指定有形文化財。社叢は、村指定天然記念物。

狛犬さん。

宿場のいちばん端、鎮神社のあたりから宿場を望むと、道が緩やかにカーブしていることがわかる。


手前の左側に見えているのは、湧き水だ。


この日は雨だったせいか、
湧きすぎだろ、という勢いでジョボボ




【長野県神社庁データ】
名称 No

 

所在 長野県 TEL
FAX
例祭日
社格
祭神
交通
社殿
境内     
氏子世帯 崇敬者数 
摂末社
備考 

西暦 元号 和暦 事項 備考
             
     

【参考資料】
『県史20 長野県の歴史』(山川出版社、1997、2010)
『長野県 地学のガイド』(コロナ社、1979、2001)
『長野県百科事典』(信濃毎日新聞社、1974、1981)
『長野県の歴史散歩』(山川出版社、2006、2011)
『長野の大地見どころ100選』(ほおずき書籍、2004)
『長野県の山』(山と渓谷社、2010、2015)
『長野県地名辞典』(角川書店、1990)
『見る知る信州の自然大百科』(郷土出版社、1997)
『信濃の橋百選』(信濃毎日新聞社、2011)

【リンク】
*おみやさんcom(鎮神社)
*World of KAMON 神社訪問記(鎮神社)


参拝日:2009年07月29日
追加日:2017年03月05日

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