秋葉山から峰づたいに北へ向かい、しばらくしてから天竜川の谷へ降りると下平山地区に出る。そこのは斜面地につくられた典型的な茶畑が広がっていた。 ![]() 広角レンズで撮影しているせいもあってわかりにくいと思うが、茶畑は結構な勾配だ。 ![]() 迂闊に踏み込んで、スピードがつきすぎたら自力では止まれなくなって数百メートル下まで滑落してしまうのではないか、そのぐらいの急傾斜地に茶畑が広がっている。 ちょっと調べてみると、この斜面の下にはマルハチというお茶屋さんの工場があるそうなんだが、その丸八というのは加賀棒茶で有名な石川県の茶メーカーのようだ。 そんな会社がなぜ静岡に工場を?いま流行りの産地偽装?などと勘ぐる向きもあるかもしれないが、そうではない。日本各地の茶の生産地が衰退しているのを懸念して、丸八が出資して、地元の茶の生産者が共同で使える施設を整備しているのだとか。えらい。さすが加賀棒茶。 ![]() そんな茶畑のなかにまっすぐ登っていく小道を発見。 ![]() こんな感じで、深い谷に面した傾斜地であることがわかるだろうか。 この階段づたいにしばらく登っていくと ![]() ![]() 一の鳥居があった。 ![]() これが二の鳥居。 ![]() というわけでこれが社殿。 “山の中の打ち捨てられた神社”みたいのを予想していたのだが、 かなり手入れがされていて、地元の方の出入りが相当あることがわかる。 ![]() こんな具合で、中にはたくさんの紙が貼ってあり、 誰がいついくら奉納したというのが示されている。相当な数だ。 ![]() ![]()
ちょっと情報が乏しく、詳しいことはよくわからない。天明9年(1789年)の『遠江国風土記伝』に下平山村に関する記述があり、八幡宮の存在が記されている。 【静岡県神社庁データ】
【参考資料】 ![]() ![]() ![]() 【リンク】 *八幡神社(静岡県神社庁) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
参拝日:2013年06月13日 |