柿本神社は、飛鳥時代の歌人、柿本人麻呂を祀る神社である。隣接して明石市の天文科学館があり、日本の標準時を定める子午線が通っている。
さて、この柿本神社が明石にある理由だが、次のように伝えられている。 現在の柿本神社から1kmほど西、明石城の付近の丘陵を、かつては「明石の岡」と呼んでいた。 そこに楊柳寺という寺があり、そこの僧の夢に、明石の岡に柿本人麻呂の霊が留まっているとお告げがあった。調べてみると、その寺の裏にある古い墓地に柿本人麻呂が葬られており、そこに祠を建立したという。887年(仁和3年)のことである。 ずっと時代は下って、1619年(元和5年)に、明石の岡に城を築くことになった。築いたのは当時の明石藩主・小笠原忠真である。小笠原忠真は築城に際し、柿本人麻呂の祠を現在地へ移し、翌1620年(元和6年)に神社を建立した。これがいまの柿本神社の直接の創建である。 このとき楊柳寺も移転し、いまは柿本神社の隣に月照寺としてある。
![]() ![]() 【兵庫県神社庁データ】
【参考資料】 ![]() 【リンク】 *公式サイト *柿本神社(明石観光協会) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
参拝日:2015年02月01日 |