菅原道真(天神様)が九州に左遷されていく道すがら立ち寄って休憩した、という故事による神社である。すなわち、「やすみてん・じんじゃ」なのではなく、「やすみ・てんじん・社」なのだ。 大宰府に左遷される菅原道真が道端で休んだ石「腰掛石 」を祀った神社である。
菅原道真が太宰府へ流される途中、明石の駅家で休息をとったと伝えられており、神社はその駅の跡地とされている。そのときに腰掛けた石というのが「腰掛石(菅公踞石)」として祀られているが、これは、旧山陽道に面した大蔵院という寺から移設されたもの。 実際の「駅家」の位置については諸説あり、ここから北に1km弱のあたりにも石碑があるそうだ。 菅原道真は讃岐守に任じられていたので、四国へ渡るために明石の駅家はちょくちょく利用しており、駅家の駅長とは知己があった。道真の左遷を嘆く駅長に対し、道真はこう詠んだとされている。 驛長無驚時變改 一栄一落是春秋 (駅長驚くなかれ 時の変じ改まるを 一栄一落 これ春秋) この歌を詠んだのが道真だというのが、いわゆる史実であるかは定かではないが、境内にはこの歌を刻んだ歌碑もある。
【参考資料】 * 明石観光協会 休天神社春祭 ![]() 【リンク】 *JRおでかけネット *神戸の空の下で。〜街角の歴史発見〜明石休天神社 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
参拝日:2015年02月01日 |